柏森（かしわもり）・扶桑（ふそう）は、愛知県北部の木曽川に面したまちです。守口大根とつまおり傘の産地として知られています。
かつては隣の古知野とともに養蚕がさかんなのどかな農村でしたが、名古屋まで電車で20分程度という便利さからベッドタウンとして急激に発展しました。また、町内を南西から北東に縦断する柳街道（岩倉街道）は古くからのメインストリートとして人々の往来も多く、かつては定期市も開かれていたようです。現在もこの柳街道を中心に商店街が続いています。

柳街道（柏森商店街）

柳街道（岩倉街道）は、名古屋から岩倉を経て犬山までを結ぶ街道。現在の名鉄犬山線のルートとほぼ並行している。天正年間（1573〜92）に開通し、沿道の一部にヤナギの木が植えられていたことからその名が付いたという。
写真は柏森駅西の踏切を南西から眺めたところ。柏森地区の柳街道沿いには、柏森商店街が形成されている。ここから南に進むと、江南市東部から岩倉、西春を経て名古屋に至る。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森駅西の踏切を北東に渡ったところ。この右手には柏森駅北口の駅前広場がある。
かつてはこのあたりに古めかしいアーチが設置されていたが、駅前広場の整備とともに撤去されている。

2009/09/08撮影

柏森神社

柏森地区の柳街道沿いに鎮座する神社。1908年に白山社（中の宮）と大明神社（西の宮）を合祀して創建された。拝殿は1922年の築。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森西屋敷交差点から南西を眺めたところ。
この場所は柏森の街の昔からの中心地で、高札場があったことから「辻の札」と呼ばれている。明治期には、4と9の付く日に定期市も立ったようだ。また、かつては道標も設置されていたようだが、現在は柏森小学校の敷地内に移設されている。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森西屋敷交差点から北東に進んだところ。歴史を感じさせる建物も点在している。

2009/09/08撮影

解脱山専修院

柳街道から少し奥まったところにある浄土宗の寺院。1280年に現在の柏森駅の西方あたりに創建され、1577年に現在地に移転した。
写真は、寺院の門としては珍しい高麗門様式の東門。もとは犬山城二の丸の矢来門だったのを1876年に移設したもので、町指定文化財。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

専修院の参道との交点から北東を眺めたところ。このあたりの柳街道はカーブが連続している。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

JA柏森支店前の通りとの交点から北東を眺めたところ。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森小学校付近から南西を眺めたところ。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森小学校付近から北東を眺めたところ。

2009/09/08撮影

柳街道（柏森商店街）

柏森辻田交差点から北東に進んだところ。ここから先はしばらく郊外のような風景となる。
このあたりは昭和初期に新しく造られた新道で、1本西側を並行する狭い路地が本来の柳街道にあたる（扶桑中学校の敷地内を通るため、途中で消失している）。

2009/09/08撮影

柳街道（扶桑駅周辺）

県道192号の高架をくぐって北東に進んだところ。このあたりは扶桑駅に近く、再び商店の数が多くなる。

2009/09/08撮影

柳街道（扶桑駅前）

扶桑町役場前の通りとの交点（扶桑駅西交差点）から北東を眺めたところ。この右手には扶桑駅西口の駅前広場がある。
付近は道路が拡幅されたばかりで、新しいお店が多い。

2009/09/08撮影

柳街道（扶桑駅周辺）

扶桑駅前から北東に進んだところ。
ここから先はしばらく郊外のような景色が続いた後、伊勢帰交差点で県道64号（中央道）と合流し、犬山に至る。

2009/09/08撮影

名鉄柏森駅

名鉄犬山線の駅。以前は急行停車駅だったが、現在は快速特急まで停車する。
かつては平屋建ての手狭な駅舎で構内踏切も残っていたが、2007年に橋上駅化された。

2009/09/08撮影

名鉄柏森駅構内

橋上駅の構内には「ココストア名鉄柏森駅店」が入っている。

2009/09/08撮影

柏森駅北口

ロータリーの奥を横切っているのが柳街道で、そこから左奥に延びているのが県道250号。
かつては手狭な駅前だったが、橋上駅化に先立ち、2005年に現在の駅前広場が整備された。

2009/09/08撮影

県道250号

県道250号（柏森停車場線）は、柏森駅と県道64号（中央道）を結ぶ通り。
写真は柏森駅北口の駅前広場から西を眺めたところ。

2009/09/08撮影

県道250号

柏森駅北口の駅前広場から西に進んだところ。ここから先は概ね住宅街になっている。

2009/09/08撮影

柏森駅南口

柏森駅南交差点から北西を眺めたところ。南口周辺は概ね住宅街になっている。

2009/09/08撮影

JA柏森支店前の通り

柳街道と、県道64号（中央道）の柏森長畑交差点を結ぶ通り。若干ながら商店の集積が見られる。

2009/09/08撮影

JA柏森支店前の通り

柏森長畑交差点を南東から眺めたところ。

2009/09/08撮影

扶桑町役場前の通り

扶桑駅南の踏切を東から眺めたところ。

2009/09/08撮影

扶桑町役場前の通り

柳街道との交点（扶桑駅西交差点）から西を眺めたところ。

2009/09/08撮影

扶桑町役場

扶桑駅西交差点から西に進んだところにある。現在の庁舎は1967年に建てられたもの。

2009/09/08撮影

名鉄扶桑駅

名鉄犬山線の駅。扶桑町の中央に位置し、町役場にも近いが、柏森駅と比べると利用者数は少ない。
1912年の開業当時から残るレトロな駅舎が長らく使われていたが、1994年に新しい橋上駅舎に生まれ変わった。

2009/09/08撮影

名鉄扶桑駅構内

構内には薬局やリフォーム店などが入居している。ほぼ同時期に橋上駅化した西春駅に雰囲気が似ている。

2009/09/08撮影

扶桑駅西口

1994年に橋上駅化とほぼ同時に駅前広場が完成した。正面を横切っているのが柳街道。かつてこの場所には狭い駅前通りがあり、古びた商店が連なっていたようだ。
中央にある黄色のモニュメント「Sun Flower」は、町の花「ひまわり」をモチーフとし、古代中国において太陽が昇る神聖な木とされた「扶桑」のイメージを生かして、天球儀のかたちに全体をまとめたものだという。

2009/09/08撮影

文化の小径

扶桑駅西口の正面、扶桑駅前郵便局の北側から西に延びる通り。1995年に遊歩道として整備され、扶桑駅と扶桑文化会館を結ぶことからその名が付けられた。入口には小さなアーチが設けられている。

2009/09/08撮影

文化の小径

この道はかつての駅前通りにあたり、商店が点在している。
さらに進むと県道64号（中央道）を地下道でくぐり、扶桑文化会館に繋がっている。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

県道64号（一宮犬山線）は、柳街道の数百m西側を並行して通る幹線道路。1959年に整備が完了し、地元では「中央道」の通称で呼ばれている。
写真は柏森長畑交差点から北東に進んだところ。ここから南西に進むと、江南市古知野地区の中央通りに至る。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

柏森小学校前の歩道橋から南西を眺めたところ。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

柏森小学校前の歩道橋から北東を眺めたところ。
現在は柳街道に代わってこちらが扶桑町の商業の中心となっている。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

高木吉山交差点から北東に進んだところ。

2009/09/08撮影

平和堂扶桑店

扶桑町役場の近く、県道64号（中央道）から少し奥まったところにあるショッピングセンター。
かつてはグランドタマコシ（本拠地：一宮市）の店舗だったが、2004年に経営破綻し、平和堂に引き継がれた。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

平和堂扶桑店付近から北東を眺めたところ。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

扶桑駅にほど近いあたりで。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

高雄福塚交差点から北東を眺めたところ。

2009/09/08撮影

県道64号（中央道）

伊勢帰交差点から北東を眺めたところ。ここで柳街道と合流し、さらに進むと犬山に至る。
この右手には、マックスバリュを核とするショッピングモール、ビバリータウン扶桑がある。

2009/09/08撮影