西春（にしはる）は名古屋市のすぐ北に隣接したまちです。戦前までは純農村地域でしたが、戦後になると名古屋に近いことから急激に都市化が進み、名鉄西春駅周辺に商店街が形成されました。西春駅の構内にはつい最近まで師勝町（しかつちょう）と西春町（にしはるちょう）の境界が存在し、市街地も両町に跨がっていましたが、平成の大合併でようやく北名古屋市として一つになりました。現在も名古屋のベッドタウンとして発展を続けています。
なお、ここで言う「西春」とは西春駅周辺エリアのことを指し、旧師勝町域も含みます。

名鉄西春駅構内

橋上駅舎で、構内には売店が並んでいる。
西口と東口があるが、旧来からの市街地は西口側になる。東口はパレマルシェというショッピングセンターと繋がっている。

2008/10/05撮影

西春駅西口風景

写真にカーソルを重ねると、約1年前の同じ場所の写真が見られます。
西口からは西へ向かって駅前通りが、北へ向かって宮前通りが伸びている。
現在、駅西地区では区画整理事業が行われており、駅前広場を設けるため空き地が多くなっている。わずか1年の間に随分建物の建て替えが進んだことがわかる。
以前は写真左手（自販機の奥）にも商店が数軒、アーチのすぐ奥（現在ポールが立っているところ）にも雑居ビルや商店が建っていたが、2007年春ごろから一斉に取り壊された。

2008/10/13撮影・2007/08/06撮影

駅前通り

西口から西へ伸びる駅前通り。今後、このあたりも景色が大変貌するだろう。

2008/10/13撮影

駅前通り

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
竹田通りとの交点から東を眺めたところ。正面の突き当たりが西春駅西口。
このあたりも全て区画整理用地になっており、6年間でほとんどの建物が取り壊された。将来的にはこのあたり一帯が駅前広場になる予定。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

駅前通り

竹田通りとの交点から西方を眺めたところ。
以前は小さな商店が連なっていたが、区画整理によって取り壊され、新しいビルが建ち並ぶようになった。

2007/08/06撮影

駅前通り

道路拡幅用地はほぼ確保された状態。区画整理が完了すると、道路の幅は以前の約2倍になる。同時に、電線の地中化も行われる予定。

2008/10/13撮影

駅前通り

左側手前に見えるのは、中庭を取り囲んで複数の店舗が入居する新しい形態の複合ビル「パティオ西春」。建物のデザインも統一されている。

2007/08/06撮影

駅前通り

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
区画整理によってほとんどの建物が建て替えられ、景観が劇的に変化している。
2002年はまだ区画整理事業が始まったばかりで、左側に中日信用金庫西春支店が写っている。現在は道路用地の分が削られ、新しい建物に建て替わった。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

駅前通り

若宮通りの1本西の道との交点付近から西春駅方面を眺めたところ。
右端に見えるのが中日信用金庫西春支店（現在の建物）。

2008/10/13撮影

駅前通り

このあたりもほとんどの建物が建て替わっている。

2008/10/13撮影

駅前通り

2008/10/13撮影

駅前通り

名草線との交点より東（西春駅方面）を眺めたところ。
区画整理が進行中のため、道路拡幅用地はほぼ確保されているが、アーチや街灯は従来の道幅のままになっている。

2008/10/13撮影

竹田通り

岩倉街道は西春市街（旧師勝町域も含む）を南北に縦断している。このうち、旧西春町側（概ね西春駅より南側、現：北名古屋市九之坪）は竹田通りと呼ばれる。
写真は市街地の南端部あたり。

2008/10/13撮影

竹田通り

駅前通りとともにこの通りも区画整理の対象となっており、左側に道路拡幅用地がある。

2008/10/13撮影

竹田通り

駅前通りとの交点から南を眺めたところ。

2008/10/13撮影

竹田通り

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
駅前通りとの交点付近。かつては昔ながらの小規模な商店が連なっていたが、区画整理によって全て取り壊された。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

竹田通り

駅前通りとの交点から少し北へ行ったところ。このあたりに旧西春町と旧師勝町の境界があり、それより北は若宮通りと名を変える。

2008/10/13撮影

若宮通り1丁目

岩倉街道のうち、旧師勝町側（概ね西春駅より北側、現：北名古屋市鹿田）は若宮通りと呼ばれる。こちらは区画整理の対象外なので、道路の拡幅等も行われず、昔ながらの商店が残っている。

2008/10/13撮影

若宮通り1丁目

2008/10/13撮影

若宮通り1丁目

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
西新町通りとの交点付近から南を眺めたところ。区画整理の対象になっていないのであまり変化がないが、お店の数は徐々に減っている。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

若宮通り2丁目

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
西新町通りとの交点から北を眺めたところ。ここから北は2丁目となる。
こちらもあまり変化がないように見えるが、かつては左側の「とうきや」の手前が酒屋、奥が薬局で、右側の一番手前の建物も文具店だった。現在はいずれも閉店している。
「とうきや」の脇にある丸型ポストだけは昔から変わらず現役だ。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

若宮通り2丁目

西新町通り交点から少し北へ進んだあたり。

2008/10/13撮影

若宮通り2丁目

商店街はこのあたりまでだが、岩倉街道は岩倉を経て犬山まで続いている。

2008/10/13撮影

宮前通り1丁目

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
西春駅前から北へ伸び、若宮通りの1本東を並行するのが宮前通り。
ここも区画整理の対象になっていないので、道路の拡幅等の予定はない。しかし、建物が建て替わったりお店等がなくなったりと、6年の間に幾分か変化した。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

宮前通り1丁目

奥に見える階段が西春駅の西口。
この通りは1928年に師勝村（当時）最初の区画整理によって新しく造られたそうだ。

2008/10/13撮影

宮前通り1丁目

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
西新町通りとの交点付近から南を眺めたところ。大きな変化は見られない。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

若宮神社

「宮前通り」の名は、この神社の前を通ることに由来する。かつては境内に飲食店がずらりと並んでいたそうだ。

2008/10/13撮影

宮前通り2丁目

西新町通りとの交点付近から北を眺めたところ。ここから北は2丁目となる。
ここから先の区間は、1931年の区画整理によって造られたそうだ。現在は概ね住宅街となっている。

2008/10/13撮影

若宮通りの1本西の道

旧西春町側に属するが、区画整理の対象にはなっていない。

2008/10/13撮影

若宮通りの1本西の道

西新町通りとの交点から南を眺めたところ。右奥の駐車場の場所には、かつて「西春温泉」という銭湯があったそうだ。

2008/10/13撮影

名草線

県道63号名古屋江南線。名古屋と草井（くさい：江南市北部の地名）を結んでいるので、地元では「名草線（めいそうせん）」の通称が浸透している。
写真は駅前通りとの交点、西春駅交差点から南を眺めたところ。

2008/10/13撮影

若草歩道橋より南側

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
駅前通りとの交点（西春駅交差点）付近。
交差点の左側手前にある三菱東京UFJ銀行（赤い細長い看板の建物）は、区画整理が行われる前は駅前通りの奥にあった（当時はUFJ銀行）。その手前のガソリンスタンドの価格表示もまた世相を反映していて面白い。
他にも、きたバスの停留所が設置されたり、新しいアパートが建ったりと、細かいところが変化している。

2008/10/13撮影・2003/03/23撮影

若草歩道橋より北側

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
こちらは西新町通りとの交点（西之保交差点）付近。2008年の撮影時は道路工事中だったが、それ以外はさほど変化していない。

2008/10/13撮影・2003/03/23撮影

名草線

西之保交差点から北へ行ったあたり。さらに北へ進むと徳重エリアへ至る。

2008/10/13撮影

北名古屋市役所付近

北名古屋市役所（旧西春町役場）の前を通り、西春市街を東西に貫く通り。名草線より東は西新町商店街となる。

2008/10/13撮影

西新町

名草線との交点付近から東を眺めたところ。ここも区画整理の対象外で、昔ながらの街並みが残る。

2008/10/13撮影

西新町

左側の駐車場の場所には、かつて西春劇場という映画館があったそうだ。

2007/08/06撮影

西新町

2008/10/13撮影

西新町

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
若宮通りの1本西の道との交点から西を眺めたところ。大きな変化は見られない。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

西新町

この写真のあたりが旧西春町と旧師勝町の境界になる。

2008/10/13撮影

西春駅北側の通り

西新町通りをさらに東へ進み、旧師勝町側の若宮通り交点付近。
このあたりは商店の撤退が激しく、空き地だらけになっている。

2008/10/13撮影

西春駅北側の通り

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
西春駅北の踏切から東側を眺めたところ。
2002年当時、道路の左側には小さな商店が何軒かあったが、道路拡幅によっていずれも取り壊され、現在は住宅や駐車場になっている。踏切警報機も新しくなった。

2008/10/13撮影・2002/10/06撮影

西春駅北側の通り

三菱東京UFJ銀行師勝ビルの北側のあたり。かつてはこのあたりにも「末広館」という映画館があったそうだ。
また、以前は道路の右側にも商店があったが、再開発によって取り壊され、遊歩道となった。左側の商店も、将来は道路拡幅によって取り壊される予定。

2008/10/13撮影

西春駅北側の通り

さらに東に進むと、院田商店街・井瀬木商店街へと至る。

2008/10/13撮影

院田商店街

院田（いんでん）商店街は西春駅北側の通りを東に800mほど進んだ、新宮神社の南側に続く商店街。
師勝住宅が造成された際に同時に開発された。距離は非常に短い。

2008/10/13撮影

井瀬木商店街

井瀬木（いせぎ）商店街は、院田商店街からさらに東へ600mほど進んだ、師勝小・中学校の南側にある商店街。

2008/10/13撮影

井瀬木商店街

旧師勝町の中央部に位置し、小規模ながら商店街として発展した。

2008/10/13撮影

井瀬木商店街

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
師勝歩道橋から西を眺めたところ。さほど大きな変化は見られない。

2008/10/13撮影・2003/03/23撮影

井瀬木商店街

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
師勝小学校の南側あたり。こちらもあまり大きな変化はないが、歩道橋の「師勝町井瀬木」の文字が「北名古屋市井瀬木」に変わっている。

2008/10/13撮影・2003/03/23撮影

井瀬木商店街

2008/10/13撮影

西春駅東口

東口は比較的歴史が浅く、1992年の橋上駅舎化の際に設けられた。

2008/10/13撮影

西春駅東口風景

ロータリーに面して、パレマルシェ（旧名鉄パレ百貨店）と雑居ビルが並ぶ。

2008/10/13撮影

東口駅前通り

西春駅の東口から真東に伸びる通り。

2008/10/13撮影

東口駅前通り

左側の大きな建物は三菱東京UFJ銀行師勝ビル。大規模なビルだが、店舗等はなく、オフィスのみになっている。

2008/10/13撮影

パレマルシェ東側の通り

左側奥がパレマルシェ、右側は三菱東京UFJ銀行師勝ビル。
このあたり一帯はもともと紡績工場の敷地だったが、1980年代後半に再開発が行われてこれらのビルが建った。

2008/10/13撮影

パレマルシェ東側の通り

写真にカーソルを重ねると、約7年前の同じ場所の写真が見られます。
西春駅北側の通りとの交点付近。
2002年1月のこの日は、珍しく大雪が降った。当時は左側が東海銀行（現：三菱東京UFJ銀行）師勝ビル、右側が名鉄パレ百貨店（現：パレマルシェ）。

2008/10/13撮影・2002/01/03撮影

南西方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
パレマルシェ（2002年当時は名鉄パレ百貨店）屋上駐車場からの眺め。
西春駅、宮前通り・駅前通りなどが見える。区画整理のため、建物の建て替えが進んでいる。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影

西南西方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
手前の古い建物が密集しているあたりが宮前通り、その奥が若宮通り。
6年間で、駅前通り沿いとその西方を中心にマンションが激増しているのがわかる。また、建設中と思しきクレーンも見える。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影

西方向

地平線に沿って、名古屋高速16号一宮線の高架が一直線に横切っている。
右のほうに見える真っ白な高い塔は、三菱電機のエレベータ試験塔「ソラエ」（稲沢市）。その奥の山々は、養老山地（手前に濃く見える方）と鈴鹿山脈（左奥にうっすらと見える方）。

2008/10/13撮影

西北西方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
写真の右下から左上へ伸びているのが西新町通り・西春駅北側の通り。右下で宮前通りと交差し、中央で若宮通りと交差している。
このあたりは商店の閉店が相次ぎ、空き地が多くなっている。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影

北方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
名鉄犬山線の、徳重・岩倉方面への線路が通る。線路沿いの森は須佐之男神社。
写真の中央左側を大きく占めるように、複雑な形の建物の済衆館病院が建っていたが、現在は郊外へ移転している。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影

北東方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
旧師勝町方面。こちらは概ね住宅街で、アパート・マンションが多い。
中央奥に見える橙色の屋根の建物は、徳重・名古屋芸大駅（2002年当時は徳重駅）の近くにあるグリーンシティ師勝団地。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影

東北東方向

写真にカーソルを重ねると、約6年前の同じ場所の写真が見られます。
左下から右中央にかけて、西春駅北側の通りが見える。
遠くに見える山々は、犬山市の本宮山から小牧市の大山にかけてのあたり。

2008/10/13撮影・2002/06/09撮影