志雄(羽咋郡宝達志水町)

2008年7月31日・8月4日撮影

志雄(しお)は石川県の中央部、能登半島の付け根あたりに位置するまちです。津幡と七尾(所口)を結ぶ内浦街道の宿駅が置かれ、能登と加賀・越中を結ぶ交通の要衝として古くから栄えてきました。現在も当時の面影を残す街並みが残っています。2005年までは羽咋郡志雄町でしたが、隣の押水町と合併し、現在は宝達志水町(ほうだつしみずちょう)となっています。

子浦地区通称地名:大川町(おおかわちょう)、新川町(しんかわちょう)、幸町(さいわいちょう)、仲町(なかちょう)、本町(ほんまち)、久保町(くぼちょう)、荒屋(あらや)


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子浦

子浦中央商店会・みつさ通り

旧志雄町の中心街がこの子浦(しお)地区。元々は「志雄」の字が使われていたが、明暦年間(1655-1657年)から「子浦」に変わり、それ以降は両者が混在して使われている。2005年までは志雄町子浦だったが、現在は宝達志水町子浦となり、「志雄」は正式な地名としては残っていない。
写真は子浦地区のメインストリート、みつさ通り。この道が旧内浦街道にあたる。写真の奥には、旧街道でよく見られるクランク状の街路(枡形)がある。

2008/07/31撮影

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子浦中央商店会・みつさ通り

昔ながらの建物が多く残る。

2008/07/31撮影

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子浦中央商店会・みつさ通り

2008/07/31撮影

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宝達志水町役場志雄庁舎

旧志雄町役場。みつさ通りから少し奥に入ったところにある。

2008/07/31撮影

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子浦中央商店会・みつさ通り

通りの東端付近。奥に見えるのは子浦大橋。

2008/07/31撮影

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子浦大橋

子浦川に架かるみつさ通りの橋。このあたりが子浦市街の東端になる。

2008/07/31撮影

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みつさ通りの1本北の通り

こちらは概ね住宅街となっている。

2008/07/31撮影

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国道159号

旧内浦街道のバイパスとして造られた道路。近年はこちらがメインストリートとなりつつある。

2008/07/31撮影

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敷浪

敷浪駅

子浦地区から南西へ2.5kmほどのところにある、旧志雄町唯一の駅。1898年に七尾鉄道の駅として開業した。
当初、七尾鉄道は子浦地区の中心部を通る予定だったが、宿場が寂れるとの理由から反対運動が起こり、敷浪を経由することになった。しかし、鉄道から取り残された結果、皮肉にも子浦の街は衰退することとなった。
なお、子浦地区へは一つ先の南羽咋駅の方が近い。

2008/08/04撮影

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敷浪駅前の通り(県道128号敷浪停車場線)

敷浪駅と国道159号を結ぶ通り。
地区はもともと「敷」という表記だったが、1606年に南北に分割され、北半分が加賀藩領の敷村、南半分が土方氏領(のちに幕府領)の敷村となった。現在もその名残で敷波地区と敷浪地区があり、地元ではこれらを区別するために敷波を「ハナミ」、敷浪を「ロナミ」と呼んでいる。

2008/08/04撮影

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