生野（いくの）コリアタウンは大阪市生野区の北東部、鶴橋駅から南東へ800mほどのところにあるまちです。
もともと朝鮮半島からの渡来人たちが多く暮らしていたところですが、近代以降、大勢の韓国・朝鮮人たちが来日してこの付近に居住し、日本最大規模のコリアタウンが形成されました。コリアタウンといえば焼肉屋が密集している鶴橋駅周辺が有名ですが、少し足を伸ばしたこちらはより一層民族色の強い雰囲気となっています。かつては「朝鮮市場」と呼ばれ、あくまで地元の人向けの商店街だったようですが、近年は「観光」に訪れる日本人も増えてきているようです。また、文化交流の場としても注目が集まっています。

御幸通商店街

御幸（みゆき）通りは市道上新庄生野線（通称「疎開道路」）との交点から東へ、平野川に架かる御幸橋まで、東西約500mにわたって伸びる商店街。このうちの西部（疎開道路との交点から神中通りとの交点まで）が御幸通商店街を組織している。
写真は疎開道路との交点から東を眺めたところ。

2009/03/26撮影

御幸森天神宮

御幸通りの名前の由来となった神社。仁徳天皇が行幸に訪れたことに由来するという。

2009/03/26撮影

御幸通商店街

2009/03/26撮影

旧地名の表示板

住居表示により現在は「桃谷」となっているが、1973年までこのあたり一帯は「猪飼野」という地名だった。古代、朝鮮半島からの渡来人たちが猪を飼育していたことからこの地名が付いたと言われている。

2009/03/26撮影

御幸通商店街

このあたりから徐々にお店が増え始める。

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

神中通りとの交点から東を眺めたところ。「御幸通中央門」が設けられており、ここから東、一条通りとの交点までは御幸通中央商店街となる。

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

神中通りとの交点付近を東側から眺めたところ。

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

この付近には「異文化交流の家」があり、さまざまな体験プログラムが用意されている。

2009/03/26撮影

御幸通中央商店街

中央に見える楼門は、一条通りとの交点にある「御幸通中央門」と「百済門」。そこから東は御幸通東商店街となる。

2009/03/26撮影

御幸通東商店街

一条通りとの交点から東、平野川に架かる御幸橋までの区間は御幸通東商店街が組織されている。
写真は一条通りとの交点を東側から眺めたところ。ここが御幸通中央商店街との境界で、「百済門」と「御幸通中央門」が設置されている。

2009/03/26撮影

案内板

商店街の案内板にも韓国式の装飾が施され、チャンスン（장승）と呼ばれる守護神像が立っている。

2009/03/26撮影

御幸通東商店街

2009/03/26撮影

御幸通東商店街

2009/03/26撮影

御幸通東商店街

2009/03/26撮影

御幸通東商店街

平野川に架かる御幸橋から西を眺めたところ。御幸通東商店街はここまでで、商店街の端には「百済門」が設置されている。
垂れ幕に書かれている「オイソ오이소 ボイソ보이소 サイソ사이소」とは、韓国語の慶尚方言で「来て、見て、買って」という意味。

2009/03/26撮影

神中通り

神中通りは、生野コリアタウンの西部を南北に貫く通り。日本の下町らしい風景だが、やはり韓国料理などのお店が目立つ。

2009/03/26撮影

神中通り

2009/03/26撮影

神中通り

御幸通りとの交点を北側から眺めたところ。

2009/03/26撮影

神中通り

御幸通りとの交点付近から南を眺めたところ。

2009/03/26撮影

一条通中央商店街

一条通りは、生野コリアタウンの東部を南北に貫く通り。
写真は一条通中央商店街の北部。この北は一條通り商店街に続いている。

2009/03/26撮影

一条通中央商店街

2009/03/26撮影

一条通中央商店街

御幸通りとの交点付近から北を眺めたところ。

2009/03/26撮影

一条通中央商店街

御幸通りとの交点を南側から眺めたところ。

2009/03/26撮影