山口(山口県山口市)

2014年7月25日・26日撮影

山口(やまぐち)は、言わずと知れた山口県の県庁所在地です。
このまちが誕生したのは14世紀の室町時代。守護・大内氏によって京都を模した街づくりがなされ、大内文化の中心、「西の京」として栄えてきました。さらに、幕末には長州藩の藩庁が置かれ、討幕から明治維新の舞台にもなりました。県内では下関市に次ぐ二番手の都市規模ですが、県庁所在都市にふさわしい風格ある文化都市として発展しています。
なお、中心街のすぐ近くには湯田温泉という温泉街がありますが、そちらは別のページで詳しく紹介しています。


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1. 山口駅周辺・駅通り商店街 2. 新町商店街 3. パークロード 4. 荒高商店街 5. 西門前商店街
6. 道場門前商店街 7. 米屋町商店街 8. 中市商店街 9. 大市商店街 10. 新天街
11. 竪小路(萩往還) 12. 大殿大路 13. 一の坂川周辺 14. 県道204号(旧国道9号)

1. 山口駅周辺・駅通り商店街

JR山口駅

JR山口線の駅。「特急スーパーおき」や「SLやまぐち号」など全ての列車が停車する。列車の発着は1時間に3本程度で、県庁所在地の代表駅としてはかなり規模が小さい。

2014/07/25撮影

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JR山口駅前風景

山口駅前から北を眺めたところ。ここからまっすぐ北に駅通り商店街が延びている。

2014/07/26撮影

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駅通り商店街

山口駅と中心街(道場門前米屋町方面)を結ぶ通り。別名「スカイロード」とも呼ばれる。
写真は山口地方裁判所付近から北を眺めたところ。この区間は、かつて萩と三田尻(現在の防府市)を結んでいた萩往還の一部にあたる。

2014/07/25撮影

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祇園御旅所

八坂神社の御旅所。駅通り商店街の途中にある。毎年7月の山口祇園祭の際には、竪小路沿いにある八坂神社からここまで神輿が練り歩く。
参道沿いには小さな飲食店が連なっている。

2014/07/25撮影

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駅通り商店街

道場門前商店街米屋町商店街との交点(魔法の屋根)から南を眺めたところ。このあたりは若い女性向けのファッション雑貨店も多い。

2014/07/25撮影

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駅通り商店街

道場門前商店街米屋町商店街との交点(魔法の屋根)を南から眺めたところ。
奥に見えるアーケードを左に進むと道場門前商店街、右に進むと米屋町商店街。そして直進すると新町商店街に至る。

2014/07/25撮影

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2. 新町商店街

新町商店街

駅通り商店街を北上し、道場門前商店街米屋町商店街との交点(魔法の屋根)を過ぎると「新町商店街」と名前が変わる。ここからはしばらく片屋根式アーケードが設置されている。

2014/07/25撮影

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新町商店街

一の坂川に架かる千歳橋から南を眺めたところ。この付近には米屋町バス停があり、各方面からのバスが発着している。
ここからしばらく北に進み、県道204号(旧国道9号)との交点(早間田交差点)を過ぎるとパークロードとなる。

2014/07/25撮影

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3. パークロード

パークロード

国道9号(山口バイパス)の県庁前交差点と、県道204号(旧国道9号)の早間田交差点とを結ぶ通り。1980年に開通し、日本の道100選に選ばれている。
写真は市役所前交差点から南を眺めたところ。

2014/07/26撮影

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パークロード

市役所前交差点から北を眺めたところ。パークロードの名に相応しい緑豊かな景観が続く。
この周辺はかつて山口大学の亀山キャンパスがあったところで、現在は山口市役所、山口県庁、県立山口博物館、県立山口図書館、県立美術館といった公共施設が集まっている。

2014/07/26撮影

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山口市役所

パークロード沿いに位置する。老朽化が進んでいるため、移転・建て替えの計画が進んでいる。

2014/07/26撮影

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山口サビエル記念聖堂

フランシスコ・サビエル来山400年を記念して、1952年に建てられたカトリック教会。1991年に火災により焼失し、1998年に再建された。

2014/07/26撮影

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山口県庁舎

1984年竣工。この地にはかつて長州藩の山口藩庁が置かれていたため、現在も敷地の片隅に旧藩庁門が保存されている。

2014/07/25撮影

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旧山口県庁舎

1916年に竣工し、1984年まで山口県庁舎として使われていた。現在は県政資料館として使われている。隣接する旧県会議事堂とともに国の重要文化財に指定されている。

2014/07/25撮影

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4. 荒高商店街

荒高商店街

山口市街を東西に貫く旧山陰道は、西から順に荒高商店街、西門前商店街道場門前商店街米屋町商店街中市商店街大市商店街と続いている。荒高商店街はこの最も西に位置する商店街。
ここから東に進むと西門前商店街に、西に進むと湯田温泉の「維新街道」に至る。

2014/07/25撮影

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5. 西門前商店街

西門前商店街(本町商店街)

荒高商店街の東に位置する商店街。
旧山陰道沿いの商店街のうち、西門前商店街から中市商店街までの区間には全蓋式アーケードが設置されている。

2014/07/25撮影

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西門前商店街(本町商店街)

西門前商店街の東端、一の坂川に架かる安部橋から西を眺めたところ。
ここから東は道場門前商店街となる。

2014/07/25撮影

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6. 道場門前商店街

道場門前商店街

西門前商店街の東に位置する商店街。道場門前を略して通称「道門(どうもん)」と呼ばれる。
この付近にはかつてダイエー山口店があったが、1998年に閉店し、跡地はコープやまぐちになっている。

2014/07/25撮影

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道場門前商店街

昔ながらのレトロなお店が多いが、人通りは多い。

2014/07/25撮影

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道場門前商店街

駅通り新町商店街との交点(魔法の屋根)を西から眺めたところ。
ここから東は米屋町商店街となる。

2014/07/25撮影

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7. 米屋町商店街

米屋町商店街(魔法の屋根)

道場門前商店街の東に位置する商店街。
写真は、道場門前・米屋町・駅通り新町の4商店街の交差点。「魔法の屋根」という愛称のアーケードになっている。

2014/07/25撮影

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米屋町商店街

商店街の東端からから西を眺めたところ。ここから東は中市商店街となる。
米屋町商店街は140mほどと距離は短いが、山口市街の中心に位置するため、店舗密度が高く賑やかだ。

2014/07/25撮影

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8. 中市商店街

中市商店街

米屋町商店街の東に位置する商店街。
写真は井筒屋付近から東を眺めたところ。

2014/07/25撮影

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山口井筒屋本店

中市商店街沿いに立地する百貨店。
かつては1855年創業の老舗百貨店「ちまきや」だったが、2008年に閉店し、北九州市を地盤とする井筒屋が引き継いだ。

2014/07/25撮影

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中市商店街

商店街の東端から西を眺めたところ。ここから東は大市商店街となる。

2014/07/25撮影

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9. 大市商店街

大市商店街

中市商店街の東に位置する商店街。ここから先はアーケードが無くなる。

2014/07/25撮影

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大市商店街

竪小路との交点(札の辻)から西を眺めたところ。
荒高商店街から約1.2kmにわたって続いてきた商店街はここまでで終わる。

2014/07/25撮影

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10. 新天街

新天街

中市商店街の裏手にある路地。ちょっとした歓楽街になっている。

2014/07/25撮影

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11. 竪小路(萩往還)

竪小路(萩往還)

萩往還は1604年に開かれた街道で、日本海側の萩(萩市)と瀬戸内海側の三田尻(防府市)とを結んでいる。この萩往還のうち、山口市の中心部を南北に貫く区間は「竪小路」と呼ばれている。大内時代のメインストリートであり、通り沿いには八坂神社や龍福寺などがある。
写真は県道204号(旧国道9号)との交点(竪小路交差点)から南を眺めたところ。

2014/07/26撮影

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竪小路(萩往還)

右手に見えるのは1886年竣工の旧野村家住宅(山口ふるさと伝承総合センター)。

2014/07/26撮影

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保寧山瑠璃光寺

竪小路(萩往還)から少し奥に入ったところにある曹洞宗の寺院。
大内氏の重臣・陶弘房の夫人が、応仁の乱で戦死した夫の菩提を弔うために1471年に創建したもので、1690年にこの地に移された。

2014/07/26撮影

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瑠璃光寺五重塔(国宝)

応永の乱で戦死した大内氏25代・義弘の菩提を弔うために、弟の26代・盛見が建立を計画したもの。完成したのは1442年ごろとされる。奈良法隆寺・京都醍醐寺とともに日本三名塔のひとつに数えられ、大内文化の最高傑作と言われる。

2014/07/26撮影

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瑠璃光寺周辺

瑠璃光寺の門前はいかにも観光地らしく、土産物屋や飲食店が建ち並んでいる。

2014/07/26撮影

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12. 大殿大路

大殿大路

大殿大路は竪小路から東に分岐する路地。昔ながらの町屋が連なり、それらの中には町屋再生・活用事業によって生まれ変わったものもある。

2014/07/26撮影

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瑞雲山龍福寺(大内氏館跡)

大殿大路にある曹洞宗の寺院。もとは白石(現在の山口市白石)にあったが、大内義隆の菩提を弔うため、毛利隆元が1557年にこの地に再興した。
写真は大殿大路側からの参道で、紅葉の名所として知られる。

2014/07/26撮影

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龍福寺本堂

龍福寺は1881年に火災に遭ったため、大内氏の氏寺であった興隆寺から釈迦堂(1479年建立)を移築し、本堂へと改造された。2005年から2011年にかけて大規模な保存修理工事が行われ、室町時代の建立当初の姿に戻された。国指定重要文化財。

2014/07/26撮影

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13. 一の坂川周辺

一の坂川沿いの通り

一の坂川は山口市街の中心を南北に流れる川。大内弘世はこの川を鴨川に見立て、京都を模した街づくりをしたと言われている。
写真は柳橋の東詰から北を眺めたところ。

2014/07/26撮影

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一の坂川

琴水橋から北を眺めたところ。桜の名所として、またホタルの生息地としても知られる。

2014/07/26撮影

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一の坂川沿いの通り

錦橋の西詰から南を眺めたところ。
一の坂川に架かる橋は、上流から順に伊勢橋、寿橋、春日橋、錦橋、琴水橋、桜橋、鴻東橋、柳橋、亀山橋、お茶屋橋、西京橋と名付けられている。

2014/07/26撮影

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久保小路

一の坂川と竪小路を結ぶ路地。飲食店街の雰囲気が残る。
この周辺の通りには、諸願小路、銭湯小路、錦小路、大殿大路、栗本小路、片岡小路、石原小路、築山小路、伊勢大路といった名前が付けられており、京都を模した街づくりの結果がうかがえる。

2014/07/26撮影

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14. 県道204号(旧国道9号)

県道204号(旧国道9号)

県道204号(宮野大歳線)は山口市の中心部を東西に貫く幹線道路。山口バイパスが開通するまでは、この道路が国道9号だった。
写真は商工会館前バス停付近から西を眺めたところ。ここからさらに西に進むと湯田温泉の「湯の町街道」に至る。

2014/07/26撮影

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県道204号(旧国道9号)

中国電力・yab前バス停付近から西を眺めたところ。

2014/07/26撮影

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県道204号(旧国道9号)

新町商店街パークロードとの交点(早間田交差点)から西を眺めたところ。

2014/07/26撮影

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