鶴舞(名古屋市中区・昭和区)

2007年10月21日、2008年10月10日、2009年6月23日・9月17日撮影

鶴舞(つるまい)は、名古屋の都心からやや南東寄りに位置するまちです。JR中央線と地下鉄鶴舞線が通り、主要幹線道路が交差していることから、一大交通拠点になっています。JR中央線が中区と昭和区の境界になっているため、鶴舞エリアは中区と昭和区に跨っていますが、大まかにいって中区側は都心のオフィス街、昭和区側は住宅街です。周辺には名古屋大学(医学部)、名古屋工業大学など学校が多く、鶴舞中央図書館もあることから、文教地区・学生街としての一面も持っています。また、名古屋で最初の公園である鶴舞(つるま)公園が広がり、都会のオアシスとなっています。
ちなみに「鶴舞」という地名は元々は「つるま」と読んでいましたが、1937年に中央線の鶴舞駅が開業した際、当時の鉄道院が間違えて「つるまい」駅と名付けたことがきっかけで、徐々に「つるまい」という読み方が一般的になっていきました。やがて正式な地名も「つるまい」になってしまい、「つるま」という読み方を知らない人も増えています。しかし、鶴舞公園や鶴舞中央図書館、鶴舞小学校など、昔からある施設の固有名詞は今でも「つるま」と読みます。


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鶴舞駅周辺・鶴舞公園

JR鶴舞駅

JR中央線の鶴舞駅を西側から見たところ。この地下には地下鉄鶴舞線が通っており、乗り換えに利用する人も多い。
駅の奥(東側)には鶴舞公園があり、緑に囲まれている。その左奥に見える建物は名古屋大学病院。巨大な病院なので、かつては敷地内に食堂や床屋が並んだ小さな商店街があった。

2008/10/10撮影

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JR鶴舞駅(公園口)

JR鶴舞駅には南側の公園口と北側の名大病院口があり、こちらはメインの公園口。
構内にはアスティ鶴舞というショッピングモールが入っている。

2009/06/23撮影

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鶴舞公園前交差点南西

地下鉄鶴舞駅6番出口の前、大須通りの入口。このあたりが鶴舞エリアの中心になる。

2008/10/10撮影

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鶴舞公園前交差点西

鶴舞公園前交差点の西側、大須通りの入口。右側手前に見るのは地下鉄鶴舞駅の1番出口。
1972年まではここに市電の鶴舞公園駅があり、4方向に路線が伸びるターミナル駅だった。現在も市バスの各系統が行き来している。

2009/06/23撮影

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鶴舞公園前交差点北

鶴舞公園前交差点の北側、空港線(左側)と葵町線(右側)の合流点。小さな噴水がある。

2009/06/23撮影

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鶴舞公園

鶴舞駅の南東一帯に広がる、フランス式庭園と日本庭園を組み合わせた和洋折衷の公園。1909年に名古屋で最初の公園として整備され、2009年に開園100周年を迎えた。一番上の解説でも書いた通り、正式には「つるま」公園と読む。
名古屋市内でも屈指の規模を誇る大公園で、市民の憩いの場として親しまれている。特に桜の時期は多くの花見客で賑わう。また、園内には名古屋市公会堂、市立鶴舞中央図書館、陸上競技場、愛知県勤労会館などの施設がある。

2008/10/10撮影

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鶴舞公園噴水塔

公園の中央にそびえ立つローマ様式の噴水塔。1910年に建てられた。現在も鶴舞公園のシンボルとして親しまれている。
市指定有形文化財。

2008/10/10撮影

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名古屋市公会堂

昭和天皇の成婚を記念して、1930年に鶴舞公園内に建てられた。今も現役で、さまざまな催しが行われている。

2008/10/10撮影

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鶴舞中央図書館

市内20館からなる名古屋市立図書館の中核を担う図書館で、1923年に開館した。鶴舞公園と同じく、こちらも「つるま」中央図書館と読むのが正しい。

2009/09/17撮影

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鶴舞高架街

鶴舞高架街

JR鶴舞駅の西側の高架沿い。1965年ごろの高架化当時から続くレトロなお店が連なる。

2009/06/23撮影

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鶴舞高架街

こちらはJR鶴舞駅の東側の高架沿い。左側の木立は鶴舞公園。

2009/06/23撮影

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鶴舞高架街

JR鶴舞駅の東側の高架沿い。
高架の真下には鶴舞高架下商店街がある。

2009/06/23撮影

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鶴舞駅前のガード下

JR鶴舞駅の南西側のガード下。こちらは飲食店が中心。

2008/10/10撮影

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鶴舞高架下商店街

鶴舞高架下商店街

JR鶴舞駅ホームの真下にある商店街。この付近が高架となった1965年ごろにオープンしたため、レトロな風情が漂う。
写真は名大病院口側の入口。

2009/06/23撮影

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鶴舞高架下商店街

名大病院に近いことから調剤薬局が非常に多い。医学生向けと思われる店も見られる。

2009/06/23撮影

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鶴舞高架下商店街

2009/06/23撮影

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鶴舞高架下商店街

公園口に近い側の風景。

2009/06/23撮影

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大須通り・鶴園前通商店街

大須通り

鶴舞公園前交差点から西へ伸びる通り。鶴舞エリアの中でもメインストリートの一つ。

2009/06/23撮影

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大須通り

鶴舞公園前交差点付近。通りの左側(南側)には片屋根式アーケードの鶴園前通り商店街が形成されている。

2008/10/10撮影

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鶴園前通り商店街

大須通りの南側の歩道に沿った片屋根式アーケードの商店街。「鶴園前」というのは鶴舞公園前の略称だろうか。
ここは名古屋では有名な古書店街で、かつては古書店がずらりと並んでいたが、現在は衰退し、普通のお店の方が多くなっている。

2008/10/10撮影

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鶴園前通り商店街

アーケードは短く、100mほどで終わっている。
写真はアーケードの西側の入口。この赤い鶴のシンボルマーク、何だか見覚えがあるのは気のせいだろうか。

2008/10/10撮影

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大須通り

大須通りは、鶴舞公園前からから大須、水主町(かこまち)を経て中川区の黄金陸橋までを結ぶ、全長4kmほどの通り。
このあたりの大須通り沿いは、1969年まで「大池町(おおいけちょう)」という地名だった。大正時代まで大きな池があり、それが地名の由来となったそうだ。

2009/06/23撮影

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大須通り

都心部の延長にあたり、オフィス街となっている。

2008/10/10撮影

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大須通り

千代田通りと交差する千代田交差点から東を眺めたところ。
1972年まで、ここに市電の大池町駅があった。

2009/06/23撮影

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大須通り

千代田交差点から西を眺めたところ。

2009/06/23撮影

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大須通り

2009/06/23撮影

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記念橋

新堀川に架かる大須通りの橋。これを西側へ渡ると、上前津・大須エリアとなる。

2008/10/10撮影

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新堀川

新堀川は、かつてこのあたりを流れていた精進川を改修して1910年に造られた運河。下流の熱田で堀川に合流している。
写真は記念橋から南を眺めたところ。オフィスビルやマンションが建ち並んでいる。

2008/10/10撮影

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空港線(高岳通り・東郊通り)

空港線(高岳通り)

名古屋の都心部のやや東寄りを南北に縦断する道路。名古屋(小牧)空港へのアクセス道路であることから「空港線」という通称がある。頭上を通っている高架は名古屋高速都心環状線。
写真は松ヶ枝南交差点から北を眺めたところ。1972年まではここに市電の松枝町駅があった。左側の大きい建物は中電千代田ビル。

2009/06/23撮影

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中部電力千代田ビル

空港線沿いに建つビル。高さ165mの鉄塔は鶴舞地区のランドマークとなっている。

2007/10/21撮影

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空港線(高岳通り)

通りの東側の風景。

2009/06/23撮影

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空港線(高岳通り)

一番外側の車線はバスレーンとなっていて、市バスが多数通っている。なかでも基幹1号系統(東郊線)は利用者、便数ともに非常に多く、かつてここを走っていた市電東郊線の役割をそのまま受け継いでいると言える。

2008/10/10撮影

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空港線(高岳通り)

通りの西側の風景。

2009/06/23撮影

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鶴舞公園前交差点

鶴舞駅前にある、空港線と大須通り・葵町線の交差点。複雑な五叉路になっていて、非常に高い運転技術を要する。

2009/06/23撮影

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鶴舞公園前交差点の標識

幹線道路が複雑に交差しているということは、同時に交通の要地でもあるということ。そのため朝夕は渋滞が激しい。

2009/06/23撮影

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空港線(東郊通り)

JR中央線の下をくぐると中区から昭和区に入り、東郊通りと名を変える。
写真は通りの西側の風景。こちらは昔ながらのお店が多い。向かい側の東側には鶴舞公園、鶴舞中央図書館などがある。

2009/06/23撮影

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空港線(東郊通り)

1972年までは正式な地名も昭和区東郊通だったが、現在は鶴舞1-3丁目となっている。

2009/06/23撮影

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空港線(東郊通り)

東郊通一丁目交差点から南を眺めたところ。1972年まではこのあたりに市電の東郊通一丁目駅があった。

2009/06/23撮影

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空港線(東郊通り)

このままさらに南へ進むと、天池・都島・白金雁道を経て堀田方面へ続く。

2009/06/23撮影

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葵町線

葵町線

葵町線は鶴舞公園前交差点から北東へ伸びる通り。

2008/10/10撮影

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葵町線

名大病院西交差点から南西を眺めたところ。1970年まではここに市電の大学病院前駅があった。

2009/06/23撮影

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葵町線

名大病院西交差点から北東を眺めたところ。このままさらに進むと千早・新栄方面に至る。

2009/06/23撮影

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中央線西通り

中央線西通り

中央線西通りは鶴舞公園前交差点のすぐ南から南西へ、JR中央線のすぐ西側を並行して伸びる、やや安直なネーミングの通り。

2008/10/10撮影

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中央線西通り

JR中央線のすぐ脇を通っているため、西側はマンションやオフィスビル、東側はガード下店舗という光景が延々と続く。

2009/06/23撮影

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中央線西通り

2009/06/23撮影

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中央線西通り

このままさらに進むと金山方面へ至る。

2009/06/23撮影

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千代田通り

千代田通り

鶴舞地区の西部を南北に貫く通り。昔のメインストリートで、ところどころに残る古い建物に往時の面影が感じられる。

2009/06/23撮影

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千代田通り

通り沿いは1969年まで「元田町(もとだまち)」という地名だった。

2009/06/23撮影

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千代田通り

2008/10/10撮影

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千代田通り

2009/06/23撮影

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千代田通り

大須通りと交差する千代田交差点から南を眺めたところ。

2009/06/23撮影

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千代田本通り

大須通り以北は千代田本通りとなる。こちらは1969年まで「丸田町(まるたまち)」という地名だった。現在もバス停や交差点などの名前に残っている。

2009/06/23撮影

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千代田本通り

商店街というよりはオフィス街の雰囲気だ。

2009/06/23撮影

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千代田本通り

2008/10/10撮影

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千代田本通り

2008/10/10撮影

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七本松通り

七本松通り

千代田通りの1本東側を通る道。

2008/10/10撮影

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七本松通り

2008/10/10撮影

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宇津木橋通り

宇津木橋通り

鶴舞地区の南部を東西に貫く通り。

2008/10/10撮影

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宇津木橋

新堀川に架かる宇津木橋通りの橋。これを西側へ渡ると、門前町、松原(花卉市場街)、西日置を経て、中川区の福住町まで一本道で続いている。

2008/10/10撮影

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