味鋺(名古屋市北区)

2003年3月26日・2009年1月25日撮影

味鋺(あじま)は名古屋市の北端、楠地区(旧西春日井郡楠村)の南東部に位置するまちです。
古くから名古屋と犬山を結ぶ稲置街道が通っていたため人々の往来は多かったものの、大半はのどかな田園地帯でした。やがて昭和初期になると鉄道駅が開業し、名犬街道(のちの国道41号、現在の県道102号)が整備されるなど、交通網の発達から徐々に人口が増加。さらに、1955年に名古屋市に吸収合併されると一気に開発が進みました。その後も順調に発展を続け、北区北部の中心地として今も賑わっています。
また、2003年には地下鉄上飯田線が開通したことから大幅に利便性が向上。程良いのどかさと便利さから、住宅地としての人気も高まっています。


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味鋺天神通商店街

味鋺天神通商店街(1丁目)

味鋺天神通商店街(1丁目)

味鋺天神通(あじまてんじんどおり)商店街は、県道102号(旧国道41号)の味鋺交差点から西に約450mにわたって続く商店街。市バスが通っていることからバスでの玄関口として発展し、1967年に発展会、1976年に商店街振興組合が組織された。現行の地名では楠味鋺4丁目・5丁目となっているが、商店街としては西から順に1〜3丁目という通称がある。
写真は1丁目の西端で。商店街の入口にあたるため、アーチが設置されている。

2009/01/25撮影

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味鋺天神通商店街(1丁目)

味鋺天神通商店街(1丁目)

左側に見える駄菓子屋「天神屋」は、2011年にお年寄り向けのサロンとして生まれ変わったことで話題になり、新聞でも取り上げられた。

2009/01/25撮影

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味鋺天神通商店街(2・3丁目)

味鋺天神通商店街(2・3丁目)

写真は3丁目の西端から2丁目の東端にかけて。

2009/01/25撮影

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味鋺天神通商店街(3丁目)

味鋺天神通商店街(3丁目)

この近くには市バスの水分橋(みずわけばし)バス停があり、黒川・・大曽根・如意方面へのバスが発着している。地下鉄上飯田線が開業する前は鉄道が不便だったため、駅よりもバス路線を中心に街が発展したようだ。

2009/01/25撮影

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味鋺天神通商店街(3丁目)

味鋺天神通商店街(3丁目)

3丁目の東端、県道102号との交点(味鋺交差点)から西を眺めたところ。ここにもアーチが設置されている。
ここからさらに東に進むと味鋺商店街となる。

2009/01/25撮影

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味鋺商店街・味鋺駅周辺

味鋺商店街

味鋺商店街

味鋺(あじま)商店街は、県道102号(旧国道41号)の味鋺交差点から東に延びる商店街。
写真は味鋺交差点から東に進んだところ。ここから西に進むと味鋺天神通商店街となる。

2009/01/25撮影

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味鋺商店街

味鋺商店街

名鉄小牧線の踏切跡から西を眺めたところ。ここから少し北に進んだところに味鋺駅がある。

2009/01/25撮影

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名鉄味鋺駅

名鉄味鋺駅

味鋺商店街から少し奥まったところにある、名鉄小牧線の駅。かつては地上に改札があり、テナントの入った小さな駅ビルも併設されていた。
以前は隣の上飯田駅が終点で、都心に向かうためにはそこからバスに乗り換えるなどする必要があったが、2003年に地下鉄上飯田線(上飯田−平安通)が開通し利便性が大幅に向上した。同時に味鋺駅も橋上駅舎にリニューアルされ、ここから先の区間は地下化された。

2009/01/25撮影

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味鋺駅西口

味鋺駅西口

味鋺駅の西口から南を眺めたところ。この道を直進すると味鋺商店街に至る。

2009/01/25撮影

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川の立体交差

川の立体交差

味鋺駅の北東には、珍しく川が立体交差しているところがある。上段(手前)を流れているのが八田川、下段(奥)を流れているのが地蔵川。
もともとは八田川だけだったのが、氾濫の多い地蔵川の流路を付け替えて新地蔵川を開削した際にこのような形態になったようだ。

2003/03/26撮影

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旧稲置街道

旧稲置街道

旧稲置街道

旧稲置(いなぎ)街道は、味鋺天神通商店街の西端付近を南北に貫く狭い通り。
1623年に初代尾張藩主・徳川義直が整備した街道で、名古屋から小牧を経て犬山に至ることから小牧街道、犬山街道などとも呼ばれる。伏見宿(岐阜県御嵩町)で中山道に合流することから、昔は非常に交通量が多く賑やかだったようだ。
写真は、味鋺天神通商店街との交点を南側から眺めたところ。左側の屋敷は豪農として知られた鈴木家。かつては洪水が多かったため、このあたりの古民家は石垣の上に築かれた「水屋」になっている。

2009/01/25撮影

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旧稲置街道

旧稲置街道

味鋺天神通商店街との交点からしばらく北に進んだところ。ここからさらに北に進むと、春日井市の味美地区に至る。
奥に見える古い建物は、地酒「曲水宴」の蔵元、双葉酒造。現在は建物の一部が取り壊されている。

2009/01/25撮影

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首切地蔵(身代わり地蔵)

首切地蔵(身代わり地蔵)

味鋺地区の北部、旧稲置街道沿いにある地蔵。首と胴体が無残にも切断されている。それにはこんな伝説がある。
文政の頃(1818〜30年)、このあたりに一之曾五左衛門という郷士がいた。ある日、五左衛門の家で住み込みで働いていた娘が、宴に運ぶ徳利をうっかり落としてしまった。短気な五左衛門はその場で娘を斬り捨てたが、不思議なことに娘は無傷。そう、この地蔵が身代わりになって娘を守ったのだ。
撮影時、線香に火が灯され、新鮮な花が供えられていた。今も地域の人々に親しまれ続けているのだろう。

2009/01/25撮影

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県道102号(名犬街道)

県道102号(名犬街道)

県道102号(名犬街道)

県道102号は、味鋺地区の中央を南北に貫く幹線道路。名古屋と犬山を結んでいることから「名犬街道」、またかつて国道41号だったため「旧41号」などとも呼ばれている。
写真は味鋺地区の北部で。ここからさらに北に進むと、春日井市の味美地区 を経て小牧、犬山に至る。

2009/01/25撮影

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県道102号(名犬街道)

県道102号(名犬街道)

味鋺天神通商店街・味鋺商店街との交点(味鋺交差点)から北を眺めたところ。

2009/01/25撮影

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県道102号(名犬街道)

県道102号(名犬街道)

味鋺天神通商店街・味鋺商店街との交点(味鋺交差点)から南を眺めたところ。
ここからさらに南に進むと、庄内川・矢田川を渡って上飯田方面に至る。

2009/01/25撮影

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水分橋から望む庄内川

水分橋から望む庄内川

写真にカーソルを重ねると、約6年前に撮影した同じ場所の写真が見られます。
県道102号の水分橋(みずわけばし)から東を眺めたところ。奥に見えるのは守山区の瀬古団地。
かつてはここに名鉄小牧線庄内川橋梁があったが、2003年3月27日に地下化され、橋梁は廃止となった。

2009/01/25撮影・2003/03/26撮影

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